ムートン、ラフィット、シャトー・ラトゥール…
五大シャトーのうち3つを生み出す、ボルドー屈指の畑がひろがるポイヤック村。
そんなポイヤック村の典型的な味わいを求めるなら、このシャトーが一番おすすめです!
立地条件は最高で、主要区画はシャトー・ラトゥールに隣接しており、
その他もスーパーセカンドと名高い「ピション・ラランド」と接します。
しかも、ポイヤック=カベルネ・ソーヴィニョンの期待を裏切らない
「カベルネ贔屓」なシャトー!
品質の割に評価がやや遅れがちで、この品質ながら昔の格付けに縛られ、
第5級となっていますが、ボルドーワイン好きならば、ぜひ入手したい
シャトーの一つです。
何よりオススメな点は、パーカーも太鼓判を押す「現実的な価格」!
当たり年にいつもの何倍もの値付けをするシャトーに対して、
買って飲める価格を提案し続けるオー・バージュ・リベラルは
本当にありがたいシャトーです。
1970年代半ば以降、一貫して過小評価されてはいるが上質なワインをつくっている。畑は3つの区画からなり、立地はこの上ない。主要区画(50%強)は、
ラトゥールのメインの畑に隣接している。ちなみにもう1区画は
ピション=ラランドの隣、3番目の区画はさらに内陸の
グラン=ピュイ=ラコストの近くである。
このシャトーはボルドーの名士クリューズ家が1970年代に全面近代化したのもだが、1983年にはヴィラール家が経営するシンジケートに売却された。
ヴィラール家はほかにもムーリのシャス=スプリーンと、マルゴーのラ・ギュルグという、よく知られたシャトーを所有・経営している。
畑は1960年代前半に植え替えられ、いまや円熟の時を迎えようと
している。1960年代、1970年代前半のワインが凡庸であったのは
間違いなく樹齢が若かったためだが、1975年には優れたワインが生まれ、
最近でもいくつかのヴィンテージ、特に1995年、1990年、1986年、1985年に
品質の高さをうかがわせる成功作が続いている。
オーーバージュ・リベラルは、強靭で、ブドウの完熟感があり、
豊かで、ブラックカラントを強く連想させるワインであるが、
これは間違いなくカベルネ・ソーヴィニョンの割合が高いためである。
パーカー テイスティング
2008年4月
深く濃い、ルビーから紫の色をした2005年は、古典的な、王道のポイヤック
スタイルである。ヒマラヤ杉、いぶした香り、スパイスボックス、タール、ハーブ、そしてカシスに彩られた大きな香りの塊が、グラスから溢れるようで、
意外なことに、もう05年のもつ偉大な可能性の片鱗をすでに示している。
フレッシュな、ミディアムからフルボディで綺麗な酸を持ち、
構造のがっしりととれた、そして複雑さも備えた偉大な作品である。
何よりもこの才気豊かなワインを口に含む幸せが、とても現実的な価格
で手に入ることが素晴らしい。
飲みごろは2012から2022年。
395円
64円 |
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